Jリーグ「超」初心者ガイド – 1

 当ブログ『Awaywind』は、Jリーグを普段見ていない方にもその魅力が伝わるように、専門的なことはなるべく触れない方針をとっています(そもそも自分自身よく分かってない)。サッカーは難しいことを考えなくても気軽に楽しめるスポーツですし、最初は何もわからなくて当たり前。気軽にテレビやスタジアムでサッカーに親しんで、興味をもってもらえればなぁと考えています。

 そこで、これから踏みだそうとしている方に向けて、Jリーグ「超」初心者向けガイドを全3回にわたって公開していきます。Jリーグの基本からはじまって、チケットの購入方法、当日スタジアムで試合を見るまでを紹介していきます。全て読めば1人でチケットを買って現地で応援できるようになる(ハズ)。

※ 2019年3月 内容を更新しました!

 第1回 そもそもJリーグって?いつ試合やってるの?(この記事)
 第2回 チケットの買い方と当日の服装や持ち物
 第3回 スタジアムでの流れ
 番外編 初心者ガイドQ&A

20140517 味の素スタジアム / Ajinomoto Stadium

そもそもJリーグって?いつ試合やってるの?

 日本のプロサッカーリーグがJリーグです。プロ野球などと同じように、チケットの売上げやスポンサーからの収入によってチームや選手が成り立っています。Jリーグの中には3つのカテゴリ(階層)があって、頂点となるのがJ1(全18チーム)。この下にJ2(全22チーム)、近年になってさらにJ3(全18チーム)が誕生しました。

 リーグ戦は毎年3月に開幕して、11月頃まで行われるのが一般的。J1はJ1同士、J2はJ2同士でリーグ戦を戦いますが、J1の下位チームとJ2の上位チームは成績によって毎年入れ替え(昇格・降格)が発生します。J1は毎週土曜J2やJ3は日曜に試合が行われることがほとんど。それでも日程の関係で土日が逆転したり、水曜などの平日に試合が行われたりすることもあります。

どこで試合やってるの?地元でも開催してる?

 Jリーグはプロ野球と同じように、ホーム&アウェイが基本です。つまり、チームの本拠地となる地元スタジアムで相手チームを迎え撃つホームの試合が半分と、相手スタジアムに乗り込んでいって戦うアウェイの試合が半分あります。

 全18チームあるJ1を例にすると、同じチームとはホームとアウェイとで1試合ずつ計2試合を行うため、1シーズンの試合数は相手17チーム×2試合=全34試合。17試合は地元で行い、残りの17試合は全国各地にある相手方のスタジアムで対戦することになります。特に好きな選手やチームがないという場合には、近所にあるチームを応援するのが手っ取り早いかと。その方が試合を見に行ける回数も多くなりますからね。

 2019年でいうと、J1に所属するチームは北は札幌から南は鳥栖/大分まで。J2は山形から沖縄、J3は青森から熊本までチームが点在しています。

 さらに付け加えると、Jリーグを目指すチームや自社所属選手で戦う社会人チームなどが所属するJFL(ジャパンフットボールリーグ)、地域ごとに行われる地域リーグなどもあるので、こういったチームを応援してチームと一緒になって昇格を狙う、というマニアック?な楽しみ方もあります。

20140713 フクダ電子アリーナ / Fukuda Denshi Arena

どんなチームがあるの?

北海道コンサドーレ札幌(J1・北海道)
 本拠地は札幌ドーム。特設ステージでサッカーコートに早替わりします

浦和レッズ(J1・埼玉県)
 ファンの熱意と応援の激しさはトップクラス。スタジアムが赤く染まります

川崎フロンターレ(J1・神奈川県)
 2017年と2018年のJ1リーグ王者。最近はチケット難民が多いとのウワサ

横浜FC(J2・神奈川県)
 Jリーグ発足当初から現役を貫くカズ(三浦知良)が現在所属するチーム

FC東京U-23、ガンバ大阪U-23、セレッソ大阪U-23(それぞれJ3)
 若手の育成を目的としたチームで、原則的に23歳以下の選手だけで結成

 地元チームではなく、上記のような特徴的なチームをきっかけにして試合を見に行くというのもオススメです。いまは熱心にスタジアムに通っているファンだって、最初のきっかけは「知り合いに誘われて」「地元だから」「名前聞いたことある選手がいるから」「なんとなく」って理由だったりするわけで。

20140506 国立競技場 / National Stadium

 サッカーは11人vs11人、控えの選手までいれると1試合30人近くにもなるわけで、1回ですべての選手を把握するのはほぼ不可能。それよりもまずは1人の選手に注目して、そこから少しずつ周りの選手を覚えていくというのがいいと思います。

 2〜3試合ぐらい見ていると別の気になる選手も出てくるでしょう。応援していたチームから別のチームへ移籍する選手も発生するため、次第に他のチームにも興味がわいてきて、数年もすればほぼリーグ全体を把握することもできるようになります。

Jリーグってレベル低いんじゃない?

 「サッカーは日本代表しか見ない」「海外サッカーの方がレベル高いでしょ」というアナタ。それは勿体ない!

 日本代表として活躍する選手はほぼ100%がJリーグ経験組。大迫勇也は元は鹿島アントラーズ、香川真司は元セレッソ大阪、長友佑都は元FC東京。それらに代わるべくフレッシュな逸材も多く揃ってるのがJリーグの良さです。

 世界中から名手が集うヨーロッパサッカーやワールドカップのレベルを現段階で求めるのは酷ですが、地元チームから日本代表、あるいは海外チームに選ばれるようなダイヤの原石を見つけ出す、、、そんな楽しみ方をするのも良いことだと思うのです。

 美味しいスタジアムのグルメを堪能しながら試合を眺めて、ときには声を出して応援する。選手と一緒になって喜んだり悲しんだりするのは、なかなか楽しい「非日常体験」ですよ。

20140809 NACK5スタジアム大宮 / NACK5 Stadium Omiya

 最後はだんだん初心者ガイドからハズれていってしまった感がありますが、最低限知っておきたいと思われるJリーグの基礎情報を詰め込んでみました。続いての第2回では、実際にチケットを購入して当日スタジアムに行くまでの心構えを紹介してみます。

 第1回 そもそもJリーグって?いつ試合やってるの?(この記事)
 第2回 チケットの買い方と当日の服装や持ち物
 第3回 スタジアムでの流れ
 番外編 初心者ガイドQ&A

この記事へのコメント

タイトルとURLをコピーしました